この記事では今や世界的に人気のブレイクダンス・ブレイキンで使用される用語を簡単にまとめています♪
まずはBboyとBgirlが使う必須ワードを覚えよう♪
そもそも、breakin’(ブレイキン)とは?
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ブレイクダンス(ブレイキンまたはビーボーイング/ビーガーリングとしても知られる)は、1970年代初頭にニューヨークのサウスブロンクスで生まれたダイナミックなストリートダンススタイル♪
ヒップホップ文化の不可欠な部分であり、カルチャーとして、世界的な現象へと発展しました。
ブレイクダンススタイルの好ましい呼び方で、
「ブレイクダンス」
よりも、
「Bureikin(ブレイキン)」
のほうが適切とされています。
ブレイキンの要素
ブレイキンは主に4つの要素で構成されています。
- トップロック:立った状態で行うダンス
- ダウンロック:床を基本とした動き
- パワームーブ:アクロバティックな要素
- フリーズ:ダンサーが地面から浮いた状態で決めるスタイリッシュなポーズ
主要な用語
Bboy(ビーボーイ)とBgirl(ビーガール)
それぞれ男性と女性のブレイキン実践者を指します。
「B」は「ブレイク」のBで、
Bboy(ビーボーイ)はブレイクボーイ、
Bgirl(ビーガール)はブレイクガールの略。
真のBboy、BgirlはHIPHOPの四大要素、
・ラップ
・グラフィティ
・ブレイキン
すべてを楽しんでいる人といわれています♪
Cypher(サイファー)
DJのダンスタイム中に輪を作って、誰かが一人ずつ踊る形式。
Call out(コールアウト)
特定のBboyに名指しでバトルを挑む行為。サイファーやジャッジに対しても使用されることがある。
Flava(フレーヴァ)
独特の雰囲気やスタイル、個性を指す言葉。
Outlaw(アウトロー)
一般的に「ギャング」の代わりに使用されることがあるが、注意が必要。
ブレイクダンスにおいて、Outlaw(アウトロー)は一般的な意味合いと同じく、「無法者」「ならず者」「反逆者」 といった意味合いで使われます。
ただし、特定のムーブやスタイルを指す言葉ではなく、どちらかというとライフスタイルや精神性を表す言葉として使われることが多いでしょう。
HIPHOP文化自体が、社会の主流からはみ出した若者たちの間から生まれた文化であるため、
Outlaw(アウトロー)という言葉は、必ずしもネガティブな意味合いばかりではなく、むしろリスペクトや憧れの気持ちを込めて使われることもある点は留意が必要。
英語圏では特に使われる言葉。
ダンスと動きの用語
Uprock(アップロック)
1960年代にアメリカで始まったダンススタイル。
ブレイキンにも影響を与えている。ギャングカルチャーが起源である部分も。
Routine(ルーティーン)
同じステップや技を揃えて踊ること。
日本のSpartanic Rockers(スパルタニック・ロッカーズ)
がビーボーイバトルの主要な戦略として
ルーティーンを使用した最初のグループ。
Thread(スレッド)
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腕や足で輪を作り、その中を通すスタイルのムーブ。
通す際に輪を崩さないのがルール。
Transitions(トランジション)
異なるムーブ間の繋ぎを指す。
例えば、ウインドミルからフットワークへの移行や、
バックロックからヘッドスタンドへの移行など。
BackRock(バックロック)
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背中をついたムーブのこと。
ダンサーの背中が地面に触れる動きを格好良く表現する言葉。
ウインドミルやCC(6ステップ)などが含まれる。
Signature Move(シグネイチャームーヴ)
特定のBboy(ビーボーイ)やBgirl(ビーガール)を象徴するユニークな動きのこと。
認識性:そのムーヴを見ただけで、誰のものかわかるほど特徴的
技術的熟練:高度な技術や長期間の練習の結果生まれた動き
スタイルの反映:ダンサーの個性やダンススタイルを表現している
シグネチャームーヴは、バトルやショーケースなどで、
ダンサーが自分の個性や技術を最大限にアピールするために使用されることが多いです。
また、これらの独自の動きは、ブレイクダンスコミュニティ内で尊重され、
時には他のダンサーに影響を与え、新しいスタイルや技術の発展につながることもあります。
バトル系用語
Bite(バイト)
他人のダンスムーブを盗むこと。
HIPHOPではオリジナリティが重視されているため、注意が必要。
ヒップホップ文化では独創性が重視されるため、非常に嫌われます。
両手を水平に動かす動作で表現されることもあります。
Attack(アタック)
バトルで速攻で印象的な技を決める行為。
強力で注目を集める動きでバトルを始めること。
Crash(クラッシュ)
ミスをすることを指す表現。
動きの失敗により転倒すること。
英語でも一般的に使用される用語です。
Smoke(スモーク)
バトルで相手を完全に圧倒すること。
日本語では比較的使用頻度が低いですが、
グローバルなブレイクダンスコミュニティでは認識されています。
Twice(トゥワイス)
同じ動きを2回行うこと。
独創性に欠けると見なされ、
相手や審査員からからかわれる可能性があります。
Make(メイク)
技が成功した際に使う表現。
難しい動きを成功させること。
身振りと相互作用
Be Quiet(ビー クワイエット)
「静かに」や「落ち着け」を意味する身振り。
人差し指を唇に当てて表現します。
Calm Down(カームダウン)
「落ち着け」や「リラックスしろ」を意味する身振り。
両腕を肘から下に動かして表現します。
Talkative(トーカティブ)
「おしゃべりすぎ」や「うるさすぎ」を意味する身振り。
親指と他の指を素早く動かして表現します。
Soso(ソウソウ)
「大したことない」や「まあまあ」を意味する身振り。
相手の動きを過小評価する際に使用します。
スーパーマン
「体操選手のような曲芸をしているだけだ」を示唆する身振り。
両手をスーパーマンや体操選手のように上げて表現します。
歴史的発展
1970年代:ブレイキンはサウスブロンクスでヒップホップ文化とともに誕生。
1980年代:メディアの露出を通じて主流の人気を獲得し、世界中に広がる。
1990年代-2000年代:組織化された競技会やイベントの台頭とともに進化。
2024年:夏季オリンピックで正式種目としてデビュー。
近年では、学校の授業でも取り上げられています♪
また、「バンタンデザイン研究所」では
バンタンデザイン研究所 高等部のブレイキン専攻科
を2018年4月に開校しています。
高卒の資格を取得しながら、
ブレイクダンス(BBOYING)シーンで活躍することが出来る技術を武器に、日本だけでなく世界に新たな価値を発信できる
次世代のブレイクダンサー(BBOY・BGIRL)を育成します。引用:vantan
文化的意義
ブレイキンは単なるダンススタイル以上のもので、
ライフスタイルであり文化的表現です。
- 自己改善
- 身体的・精神的発達
- 社会的つながり
- エンパワーメント
以上の事を重視しています。
世界的影響
ブレイキンは世界中に広がり、
特に下記の国にブレイカーが多いとされています。
- アメリカ合衆国
- 韓国
- 日本
- ブラジル
- ロシア
- ヨーロッパ諸国(例:ドイツ、フランス、イギリス)
ブレイキンの背景
歴史的には男性が主流でしたが、女性もその始まりから参加してきました。
近年では、女性限定のバトルや選手権の導入など、ビーガールの認知度と機会が増加しています。
ブレイキンは伝統的な要素と現代的な影響を融合させながら進化を続け、
ヒップホップ文化の中で活気に満ちた表現力豊かなアートフォームとしての地位を維持しています。
いかがでしたか?
ブレイキン初心者の方必見の「ブレイキン用語」をまとめてみました♪
新しい用語が出来たらアップデートしていくね♪